原田隆司さんにきく After Match Function事情

東大阪ラグビーめしとは?

ラグビー選手が、試合終了後にお互いの健闘を称えて食をともにする「アフターマッチファンクション」のように、東大阪市内の飲食店で楽しく食事ができる東大阪独自のおもてなしメニューを募集しています。

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原田隆司さんプロフィール
学生時代にNZへ留学。レフリーを目指すきっかけとなる。その後数々の国際試合を経験し、海外のラグビー事情に精通している。原田闘球審判合同会社 代表。 
◆(公財)日本ラグビーフットボール協会 審判委員会 国際パネル育成チーフ 
◆アジアラグビー協会理事 レフリー委員長 


ちょっと興味があるという人が気軽に参加できるような場を!

〇After Match Function(以下AMF)はどのように行われていますか?

海外でのAMFには、ファンや選手の家族が参加するのが通例になっています。地域を拠点に活動するクラブチームでは、両チームで行うAMF後も、それぞれのチームに戻って、楽しく行われています。
日本国内最高峰リーグであるトップリーグでは、次節への準備などのため、試合後のケアや食事管理も必要です。そのためAMFが開催される試合も限定されるようになりました。
大学のリーグ戦でも、基本的に開催されません。ただ、伝統校同士の定期戦では、対抗戦からの伝統を重んじ、AMFを実施する場合があります。これは高校でも同じですね。


〇ラグビーの楽しみ方の違いはどんなところでしょう?

海外の競技場の多くは、お酒を楽しめるバーと試合が流れるモニターが併設されています。試合のある日には、そこに朝からファンが集まるんです。試合を観るだけではなく、バーで食事をしたり、お酒を飲みながら、前節の試合談義をするなど、それぞれのスタイルで「ラグビー」を楽しんでいます。

日本国内では少し様子が違います。ファンが選手御用達の飲食店に集まり、そこに選手が合流するといったスタイルがあります。また、いろいろなトークショーや体験会などのイベントも開催されており、そこにファンが参加しています。しかし現状は、コアなファンだけの集まりになっています。

競技場と最寄り駅との間に、オープンスペースを設け、そこでラグビー談義ができれば楽しいでしょうね。ちょっと興味があるけれど…といった人たちが気軽に参加できるためには、「食」はとても重要なアイテムです。

ワールドカップが開催されると、海外のファンがたくさんやって来ます。彼らの「ラグビーの楽しみ方」を見た日本の人たちが、日本流の楽しみ方を発展させて欲しいと思います。そのための土壌作りが今、とても大切ですね。


原田隆司さんにきく After Match Function事情” への1件のフィードバック

  1. 子供達にもアフターマッチファンクションを経験してもらいたいですね。
    そういう意味でも芝生でシャワーのあるグランドで試合して着替えてゆっくり選手同士の交流が出来る環境を…といつも思っています。

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