金栄釱さんにきく After Match Function事情

東大阪ラグビーめしとは?

ラグビー選手が、試合終了後にお互いの健闘を称えて食をともにする「アフターマッチファンクション」のように、東大阪市内の飲食店で楽しく食事ができる東大阪独自のおもてなしメニューを募集しています。

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金栄釱さんプロフィール
元日本A代表。選手時代に蓄積したノウハウを活かして、2014年8月にステーキ食堂を起業。アスリートのセカンドキャリア支援も視野に入れて活動中。
◆株式会社 JACKALMAN 代表取締役社長


いっぱい練習して、いっぱい食べて、いっぱい寝る!

〇After Match Function(以下AMF)はどのように行われていますか?

海外では、クラブ内でAMFが開催されます。そのご後、ジャージのスポンサーになっている地元PUBへ選手たちが出向き、ファンと共に集まっていました。国内では「感謝イベント」でファンとの交流を持ったりしています。


〇ファンとの交流は、どのようにされていましたか?

ラグビーはマイナースポーツ‥という意識からか、だいたいの選手たちは庶民的で、控えめ。ファンが集まって賑わっているところに、自分たちが参加していいのか、迷うんです。ファンもまた控えめで、お互い遠慮し合っているかな。ここで飲んでるからおいで!と、呼んでもらえると喜んで行くと思いますよ。自分が有名かどうかの不安感があるので、自分からは進んで寄ってはいかない (笑)。サインも写真も、声をかけてもらったら、嬉しいですね。


〇どんな食生活を送られていましたか?

現役時代は、1日1万Calを目標にしていました。実際には8000Cal程度かな。
いくら食べても、激しい運動を伴うラグビーでは、身体を大きくすることは大変。まずは、必要カロリーを満たしてから。内容はその次でした。それにはやっぱり、ご飯が一番で、寝る前にはお茶漬けにして喉元いっぱいになるまで食べていました。そんな毎日で、高校入学当時、60㎏代の体重が85㎏、そして最盛期には98㎏までになりました。
ただ、試合はいつも空腹状態でプレーしていました。獲物を狙う猛獣のように、ですね(笑)
練習も同じ。その代わり、終わってからすぐに食べるということを心がけていました。プロテインや、フルーツジュース、摂りやすいものをすぐに。


〇今、選手の食について考えられていることは?

中高生には保護者向けに、大学生には本人に、栄養講習会を開いて、食べることと強くなることへの意識を高めることが大事ですね。いろんな工夫をしてタイミングよく、たっぷりと食べて欲しいです。


〇ラグビーと食をもっと盛んにする秘策はお持ちですか?

ラグビーは、広い年代層にプレーヤーが居るので、実は競技人口は多いんですよ。でも残念なことに、トップゲームも昼間に開催される。それぞれ練習や試合をしている時間ですね。レベルの高いゲームをナイトゲームにして、競技者がスタジアム観戦をすると当然、飲食のニーズも高まる。飲食ブースや音響にも工夫を凝らして競技場だけでなく、周辺のお店も一体となって盛り上がりたいですね。

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